お弁当箱の選び方|サイズ・段数・素材で決まる【子供〜大人】

毎日のお弁当作りを始めるにあたり、どのような道具を揃えればよいか悩む方は少なくありません。特に、最初の難関となるのがお弁当箱の選び方です。デザインの可愛さやかっこよさだけで選んでしまうと、後から「カバンに入らない」「洗うのが面倒」といった不満が出て長続きしない原因になります。この記事では、お弁当作りの初心者が失敗しないための選び方の手順を、編集部が分かりやすく解説します。
お弁当箱選びは容量、段数、素材の順に決めるのが失敗しないコツですよ!この手順を守れば、毎日の使い勝手がぐんと良くなります。
デザインで選ぶと後悔しそうなので、この手順通りに進めれば自分に合うものが見つかるのでしょうか?
その通りです!見た目だけで選ぶと、食洗機が使えないなどの不満が出がちです。まずは手順を踏んで、ライフスタイルに合うものを選びましょう。
まず結論:容量→段数→素材の順に決める
お弁当箱を選ぶ際、最も重要なのは容量は年齢と活動量で決め、段数と素材は生活(食洗機・レンジ・持ち運び)で決めるという基本ルールです。そして、迷ったときの最初の1つとしては、1段タイプで食洗機に対応しており、汁漏れしにくい形を選ぶのが失敗しないコツです。
初心者が陥りやすい失敗の代表例が、「見た目がおしゃれだから」と木製のお弁当箱を選んだものの、職場で電子レンジが使えずに冷たいご飯を食べることになったり、食洗機に入れられず毎日の手洗いが負担になってしまったりするケースです。また、「大は小を兼ねる」と考えて少し大きめのサイズを買ってしまうのもよくあるつまずきです。大きすぎる容器は、すき間を埋めるためにおかずをたくさん用意しなければならず、朝の調理時間を圧迫します。さらに、持ち運びの途中で中身が偏ってしまい、蓋を開けたときに見栄えが悪くなる原因にもなります。
お弁当箱の選び方には明確な順序があります。まずは食べる人の年齢や日々の活動量から「適切な容量」を割り出します。次に、普段使っている通勤・通学バッグの形状や、盛り付けの好みに合わせて「1段か2段か」を決定します。最後に、電子レンジで温め直すか、食洗機で洗いたいかといったライフスタイルに合わせて「素材」を絞り込みます。この順序を守ることで、毎日無理なく使い続けられる理想の相棒に出会うことができます。
容量の目安は年齢×活動量(ml表で確認)
お弁当箱のサイズを決める際、基本となるのは「容量(ml)と1食分のカロリー(kcal)はほぼ同じになる」という目安です。つまり、600mlの容器に主食とおかずを隙間なく詰めると、およそ600kcalの食事になります。これを利用して、食べる人の年齢や体格、日々の活動量から適切なサイズを導き出します。

幼児(3〜5歳)の場合は、約400mlが目安です。ただし、子どもの食べる量には個人差が大きいため、少食の場合は無理に詰め込まず、少し小さめのサイズを選ぶか、おかずをふんわりと詰めて調整します。小学生の低学年になると約500ml、高学年では約600mlと、成長に合わせて徐々にステップアップしていきます。
大人の女性や、デスクワークが中心で活動量が標準的な男性の場合は、600ml前後がひとつの基準となります。一方、外回りが多い方や肉体労働をされる方、部活動で体を激しく動かす学生などの場合は、エネルギーを多く消費するため、900ml前後の大きめサイズが必要です。
ここで初心者がつまずきやすいのが、「ダイエット中だから」と極端に小さなサイズを選んでしまうことです。容器が小さすぎると、ご飯とおかずを押し込むように詰めることになり、食材が潰れて美味しさが損なわれます。活動量が多い場合は基準からプラス100ml、少食の場合はマイナス100mlを目安に微調整し、自分の適量にぴったり合うサイズを見つけることが、毎日のお弁当作りを続けるための第一歩です。
1段と2段、どちらが向いているか
次は段数ですね。1段は盛り付けが自由で洗いやすく、2段はスリムで持ち運びに便利ですよ!
2段だとパーツが多くて洗う手間が増えませんか?
確かにパーツは増えますね。ただ、2段はバッグの隙間に収まりやすいので、持ち運びやすさを優先するなら2段がおすすめですよ!
容量が決まったら、次は「段数」を選びます。お弁当箱には大きく分けて1段タイプと2段タイプがあり、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。自分の盛り付けの好みや、持ち運ぶバッグの形に合わせて選ぶのがポイントです。
1段タイプの最大の魅力は、盛り付けの自由度が高く、洗い物が少ないことです。ご飯の上におかずを乗せる「のっけ弁」や、オムライス、サンドイッチなど、高さや大きさのあるメニューも難なく収まります。また、本体と蓋の2つのパーツを洗うだけで済むため、帰宅後の片付けが非常に楽です。ただし、底面積が広くなるため、マチの薄いビジネスバッグなどに入れると傾いてしまい、汁漏れや中身の偏りが発生しやすいという弱点があります。
一方、2段タイプは、ご飯とおかずを別々の容器に入れられるため、味が混ざりにくいのが特徴です。また、縦に重ねる構造上、底面積が小さくスリムな形状のものが多く作られています。通勤バッグや通学リュックの狭い隙間にもすっきりと収まり、持ち運びやすいのが最大のメリットです。食べ終わった後は、上の段を下の段に収納してコンパクトに持ち帰れる製品も多くあります。しかし、パーツの数が多くなるため、洗う手間が少し増える点には注意が必要です。
初心者のつまずきとして多いのが、普段使っているバッグの底の幅(マチ)を測らずに、幅の広い1段タイプを買ってしまうことです。まずは自分が毎日持ち歩くカバンのサイズを確認し、平らに置けるスペースがあるかどうかをチェックしてから段数を決めることをおすすめします。
素材の違い(プラスチック・ステンレス・アルミ・木)
素材選びはレンジや食洗機の利用有無で決まります。初心者は扱いやすいプラスチック製が一番ですよ!
職場で温かいご飯を食べたいので、レンジ対応の素材を選べば失敗しないのでしょうか?
はい!ステンレスやアルミはレンジ不可なものが多いので、職場での温め直しを重視するならプラスチック製が最適です。
段数の次は「素材」です。お弁当箱の素材は、電子レンジで温めるか、食洗機で洗うかといった日々の扱いやすさに直結します。

最も種類が豊富で初心者におすすめなのが、プラスチック(樹脂)製です。軽くて持ち運びやすく、電子レンジや食洗機に対応している製品が大半を占めます。価格も手頃で、最初の1つとして間違いありません。ただし、ケチャップやカレーなどの色が移りやすく、油汚れが落ちにくいという欠点があります。
ステンレス製は、非常に丈夫で長持ちするのが特徴です。プラスチックと違って色移りや匂い移りがほとんどなく、油汚れもサッと洗い流せます。食洗機に対応しているものも多いですが、金属であるため電子レンジでの加熱はできません。
アルミ製は、昔ながらのレトロな雰囲気が魅力です。非常に軽く、熱を伝えやすい性質(熱伝導率の高さ)があるため、詰めたご飯やおかずを素早く冷ますことができるのが大きなメリットです。ただし、電子レンジや食洗機は使えません。また、梅干しなどの強い酸に触れ続けると変色するリスクを下げるため、カップなどを敷く工夫が必要です。
木製(曲げわっぱなど)は、木が呼吸するように水分を調節してくれる(調湿効果)ため、ご飯が冷めてもふっくらと美味しい状態を保てます。見た目も美しくお弁当が美味しそうに見えますが、電子レンジや食洗機は使えないものがほとんどです。木製のお弁当箱は調湿効果に優れますが、カビを防ぐための乾燥などお手入れには少しコツがいります。「曲げわっぱ弁当箱の選び方と手入れ|白木・漆・ウレタンの違い」(近日公開)
初心者は、「職場で温かいお弁当を食べたいのに、誤ってステンレス製やアルミ製を買ってしまった」という失敗をしがちです。まずは電子レンジと食洗機の使用有無を確認しましょう。
汁漏れ・洗いやすさで差がつく形
最後は形です。パッキンとロックがあるものを選べば、汁漏れを防いで安心して持ち運べますよ!
パッキンがあると溝の汚れが溜まりやすくないですか?
最近は一体型のパッキンや丸みを帯びた形状など、洗いやすい工夫がされた製品も多いので、形にも注目して選んでみてくださいね。
容量、段数、素材が決まったら、最後に細部の「形」と「構造」をチェックします。ここで注目したいのは、持ち運びの安心感につながる汁漏れのしにくさと、毎日の負担を減らす洗いやすさです。

汁漏れを防ぐために最も重要なのが、蓋の裏についているシリコン製のパッキンと、蓋を本体に固定するロック(留め具)の存在です。パッキンがしっかりと密着し、ロックで強く押さえつける構造のものは、煮物の汁や野菜の水分が外に漏れ出すリスクを大幅に下げてくれます。初心者のつまずきとして、「洗うパーツを減らしたいから」とパッキンもロックもない被せるだけの蓋を選び、カバンの中で汁が漏れて教科書や書類を汚してしまうケースがよくあります。
一方で、パッキンがあると、溝に汚れが溜まりやすくなり、洗う手間が増えるのも事実です。最近では、パッキンと蓋が一体化していて取り外す必要がない製品や、本体の四隅が丸くカーブしていてスポンジが届きやすい製品など、洗いやすさに配慮された工夫が凝らされているものが増えています。角が直角ではなく、緩やかな丸みを帯びている形を選ぶと、隅の油汚れもスッキリと落とせます。パッキンの構造や留め具の強さなど、漏れにくさと洗いやすさを両立する細かい見極め方があります。「漏れない・洗いやすい弁当箱の見分け方|パッキン・食洗機対応で選ぶ」(近日公開)
また、冬場に温かいまま食べたい場合は、専用の真空断熱構造を持った容器を選ぶという選択肢もあります。「保温弁当箱の選び方|ご飯だけ保温・丼型・ランチジャーの違い」(近日公開)
用途別おすすめ弁当箱
ここまでの選び方を踏まえ、初心者が使いやすい代表的なお弁当箱を用途別に紹介します。ご自身のライフスタイルに合ったものを見つけてください。
初めての1段・扱いやすさ重視

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プラスチック製で軽く、電子レンジや食洗機にも対応している扱いやすいモデルです。ドーム型の蓋を採用しており、おかずをふんわりと高く盛り付けても潰れにくいのが特徴です。4点ロックとパッキンで汁漏れもしっかり防ぎます。
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スリムで通勤バッグに入りやすい2段

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マチの狭いビジネスバッグにもすっきりと収まるスリムな形状の2段タイプです。ステンレス製のため、プラスチックに比べて色移りや匂い移りがしにくく、油汚れも簡単に落とせます。食べ終わった後は1段にまとめてコンパクトに持ち帰れます。
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油汚れが落ちやすく長持ちするステンレス

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耐久性に優れたステンレス製の1段タイプです。ハンバーグや炒め物など、油分の多いおかずを入れても、洗剤でサッと洗うだけでキュッときれいになります。パッキン付きの蓋としっかりしたロックで、持ち運びの際も安心です。
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軽くて冷ましやすいアルミ製

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熱伝導率が高く、忙しい朝でも保冷剤の上に置くだけで素早く粗熱を取ることができるアルミ製です。パッキンとロックが付いているため、従来のアルミ弁当箱の弱点だった汁漏れの心配を軽減しています。レトロな風合いも魅力です。
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よくある質問
Q. お弁当箱のパッキンにカビが生えないようにするには?
洗った後は水分を完全に拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させることが大切です。週に1回程度、台所用の漂白剤を使ってつけ置き洗いを行うと、黒ずみやカビのリスクを下げる目安になります。
Q. 大は小を兼ねると思って大きめを買うのはダメですか?
大きすぎる容器はおすすめしません。すき間ができると持ち運び中に中身が動いてぐちゃぐちゃになりやすく、見栄えも味も落ちてしまいます。すき間を埋めるためにおかずを余分に作る手間も増えるため、適正サイズを選びましょう。
Q. 夏場のお弁当作りで気をつけることは?
食材の中心までしっかり火を通すことと、完全に冷ましてから蓋を閉めることが基本です。温かいまま蓋をすると水滴が落ちて傷む原因になります。保冷剤や保冷バッグを併用して、持ち運び中の温度上昇を防ぐ工夫をしてください。
Q. 電子レンジで温めるときに蓋は外したほうがいいですか?
プラスチック製であっても、蓋のパッキンや留め具部分は熱に弱い場合があるため、基本的には蓋を外して加熱することをおすすめします。製品の取扱説明書を確認し、電子レンジ対応のパーツのみを温めるようにしてください。
まとめ:最初の1つは1段・食洗機対応から

お弁当箱選びは、見た目だけでなく日々の使い勝手を想像することが成功の秘訣です。まずは食べる人の年齢と活動量から適切な容量を把握し、持ち歩くバッグに合わせて段数を決め、電子レンジや食洗機の使用状況から素材を選びましょう。
迷ったときは、洗い物が少なく盛り付けが簡単な「1段タイプ」で、お手入れが楽な「プラスチック製(食洗機対応)」、そして汁漏れを防ぐ「パッキン・ロック付き」を選ぶと失敗しません。自分にぴったりのお弁当箱を見つけて、無理なく楽しいお弁当ライフをスタートさせてください。
自分にぴったりの相棒を見つけて、毎日のお弁当作りを楽しく始めてくださいね!
看板娘|みんなのお弁当ダイアリーの進行役

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